この11日でニューヨークを震撼させたテロ事件から10年です。多くの犠牲者を出し未だに遺体すら帰ってこない遺族が大勢いる状況では10年一区切りとはならないのだろうと思います。この間にニューヨークもアメリカも大きな変化がありました。対テロ戦争に走りアメリカ合衆国という超大国の威信をかけた戦いから世界同時経済危機を迎え「変化」を求めた政権交代。ニューヨーク市民、そしてアメリカ国民はどのような思いでこの日を迎えるのでしょう。
 
翻って日本を見れば、今まさに当時のアメリカに似た状況にあるとも言えるかもしれません。政権交代が先でしたが、だいぶメディアに先導された形でやや強引に民主党政権が成立、未曾有の大震災そして原発事故、真実を伝えない政府とマスコミ。そんなメディアの嘘に気づき始めた市民が起こしつつある反乱。新首相を迎え新内閣発足直後に起きる大臣の失言。煮詰まっているのはアメリカだけではなく日本も同じ。いや実際はもっと酷い状況と言えるかもしれません。
 
ニューヨークの話に戻りましょう。残念ながらブログの更新をストップして暫くたってしまいました。つい先日、ハリケーン・アイリーンが直撃初めて避難命令が出るなどニューヨーク市にも大きな影響がありました。そして911メモリアル。そしてハイライン・パークも更に規模を広げるなどブログでお伝えできなかった大きな変化がありました。何時かもう一度ニューヨークを訪れる機会があれば、これまでとは違う形で再開ということもあるかもしれません。
 
最後に同時テロでかけがえのない命を落とされた犠牲者の方々に深く哀悼の意を表したいと思います。