ニューヨークと世界各国の写真集

ニューヨークの観光スポットなどの情報と写真及びアメリカを中心に世界各国を写真でご紹介するブログです。

カテゴリ:ニューヨーク旅行記 > NYC旅行記 2007

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7日は土曜日。朝からセントラル・パークを散策しました。いつものことですが、あまりにも多くの人がジョギングやサイクリング、そして犬の散歩を楽しんでいて、私たちのようにゆっくり散策する旅行者をとても少なく感じました。この日はデラコルテ・シアターでロミオとジュリエットの公演があり劇場を囲むように順番待ちの人たちが並んで座っていました。係員が列の最後尾付近で「この辺りだとチケットは無理だし5、6時間待って帰る羽目になっちゃいますよ!」と叫んでいたのが印象的で、人気ぶりにビックリしました。

その後グレート・ローン沿いに五番街に抜け静かな五番街(セントラル・パーク・イースト)に沿って南下しました。メトロポリタン美術館にも大勢の観光客がいて7月はハイシーズンに入っていることを感じました。気候も暑すぎず天気がよく散策にはもってこいで85丁目付近から25ブロックをゆっくり下りグランド・アーミー・プラザまで辿りつきました。名物の馬車も相変わらずたくさんいて、ヨーロッパからの旅行客とみられる家族やカップルが大勢利用していました。

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その後、セントラル・パーク・サウス(59丁目)を西に移動し、コロンバス・サークルの噴水を眺めた後、タイムワーナー・センターでショッピングを楽しみました。ここは出来たばかりの頃外観だけ見に来たことがありますが中に入るのは初めてです。コーチ、トルノー、ヒューゴ・ボス、アルマーニ・エクスチェンジ、ビビ、J.クルー、ロキシタン、セフォラ、そしてホール・フーズ・マーケットとショッピング・モールとしてはそれ程大きいわけではないものの、よく考えられたデザインに新しいテナントとショッピング大好きな人には2、3時間では足りない位楽しめるのではないかと思います。

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タイムワーナー・センターで食事を取った後、今度はコロンバス・アベニュー(9番街)を北上しました。リンカーン・センターは既に修繕工事が始まっていましたが、夕方から開かれるリンカーン・センター・フェスティバル2007の準備が進められていて、芸術の殿堂らしい雰囲気を醸しだしていました。
 
その後ブロードウェイを北上します。この付近はアムステルダム通りと名の付く通りがあったり街並みがミッドタウンなどとは違ってヨーロッパの雰囲気を強く持っています。ブロードウェイから入った各ストリートには古いレンガ造りで凝った装飾の建物が数多くならんでいます。ブロードウェイにはフレッシュ・マーケットや綺麗なお店が立ち並んでいて時折本を売る露店などもあり、アカデミックなこのエリアを象徴しているように感じました。

その後94丁目にあるポマンダー・ウォークを覗き見してモーニング・サイド・ハイツへと移動しました。(続きは後ほど)

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アッパー・ウエスト・サイドのすぐ真北に位置しているのが「モーニングサイド・ハイツ」ハーレムの西というロケーションです。96丁目から地下鉄で110丁目に出てそこから徒歩で、「いったい何年かけたら工事が終わるのか、まるでサグラダ・ファミリアのような」St. John the Divine大聖堂に辿りつきます。モーニング・サイド・ハイツはまた、コロンビア大学がキャンパスを構える場所でもあり伝統と格式の趣あるキャンパスは一見の価値があると言えるでしょう。日本の街角同様同大学の学生でしょうか、若い女性2人がギターとパーカッションで「神の歌」を歌っているのが印象的でした。時間が遅かったこともありリバー・サイド教会の塔からの眺望を楽しむことはできませんでしたが、マンハッタンの中の静かで趣き豊かな雰囲気のエリアを楽しむことができました。

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タイムズスクエアといえば、1990年代の後半まではまだまだ1970年~80年代に根付いた性風俗の街のイメージを払拭できずにいましたが、現在ではすっかり浄化されそうした産業の多くがマンハッタンから外に出て行き女性観光客もスリやひったくりなどの犯罪を除けば安心して夜遅くまで楽しめる街に変わりました。ルドルフ・ジュリアーニからマイケル・ブルームバーグと引き継がれた市政の中でも重要課題として扱われてきた結果なのでしょう。

昨年からブロードウェイ・ミュージカルの格安チケットを扱うTKTSが工事のために移転していて、マリオット・マーキスの一角で扱っています。そしてタイムズ・スクエアでの自動車の流れも整理されて歩行者には比較的やさしい造りに変わっていました。変化として目立つのはやたらに自転車タクシー「ペディキャブ」の数が増えていることで通りに面して立っていると「ぺディキャブはいかが?」と大声で観光客をつのる声を耳にします。そして結構利用されているようですが、市では登録台数の制限と渋滞地区への立ち入り禁止の法案を既に可決していることからタイムズ・スクエアで商売できるのもそう長くないというところでしょうか。


 

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五番街といえばブランド・ブティックですが、こうした店が閉店すると店の前の様相が一変します。リヤカーを引いた露天商がシャッターが下りるのを待っていたかのように集まってきて偽ブランド品のバッグを売り始めるのです。それも本物のブティックの目の前で。そして驚くことに主にヨーロッパの観光客とみられる女性たちが結構な数で群がっているのです。ぱっと見てもビトンのマークをただ少しだけ真似しているとか、COACHのCの形が違うとか精巧でも何でもない偽物なのですが買い求めている彼らにはあまり関係ないのでしょうか…
 
そして、ブルガリやカルティエといった宝飾品ブランドの店では閉店とともにディスプレーされていた商品が姿を消してしまい照明は消えていないのですが何もないという何とも寂しい光景となっていました。これは深夜などの盗難対策としては当然の措置なのでしょうけど、閉店した後でこっそりと雰囲気だけを楽しもうとしている私のような人間には何とも寂しいばかりです。その近くではグッチがトランプタワーにオープンする派手な看板が目立っていましたけど…

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日曜のハーレムといえば、教会のゴスペル!が定番なのでしょうが今日は色々と散策をしたかったので雰囲気だけを味わうことにして145丁目からエッジコム通りを下って135丁目を歩き125丁目へと下っていきました。人気も少なく道端に座り込んでいる人も多いので迂闊なことをするとちょっと危険な雰囲気ですが、エッジコムには雰囲気のよいタウンハウスが沢山並んでいて125丁目付近の賑やかさとは違った楽しみ方ができるのでは?と思います。
 
レノックス通りを少し下ったあたりの小さな店の軒先で女性どおしがケンカをしていて、男性店員も通行人(私も含みますが)も遠巻きに見守るだけでした。怒鳴りあっていた言葉が英語ではなかったので現地語なのかな?と思いました。ハーレムはこのところ銃による事件、それも口論から発展した事件が多いので日曜の朝とはいえ、巻き込まれるのが怖かったのでとても止めに入るような勇気はありませんでした。それでもそこから少し行った先の教会などいい面でのハーレムらしさを楽しむことができました。

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五番街のセントラル・パーク沿いは「ミュージアム・マイル」と呼ばれています。92丁目付近から数多くの美術館・博物館が点在しているからです。通りは木々で覆われベンチも多く設置されていてゆっくり散策するなら絶対午前中がお薦めのエリアです。時間がある人なら全てのミュージアム制覇!というのも楽しみ方の一つだと思います。
 
さてその五番街とセントラル・パークは110丁目から59丁目にかけての東半分を接する形になっています。セントラル・パークの北東の端には「ハーレム池」があって吊りを楽しむ人も大勢います。その南にあるコンサバトリー・ガーデンはよく整備された綺麗なガーデンです。

ミュージアム・マイルは中南米の美術を扱うエル・ムセオ・デル・バリオからスタート。ニューヨーク市博物館、ユダヤ博物館、クーパー・ヒューイット国立デザイン美術館、国立デザイン・アカデーときて例のカタツムリ型のソロモン・R・グッゲンハイム美術館となります。残念ながらグッゲンハイム美術館は外観工事中で展示は勿論楽しめますが独特の建物の姿をみることはできませんでした。

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ミュージアム・マイルをソロモン・R・グッゲンハイム美術館まで下り、そこからタクシーを拾って86丁目沿いに東の端、カール・シュルツ・パークに行きました。この、イースト・リバーに面した公園はしばしば映画やTVドラマの舞台にも使われています。この日は連日の暑さや日曜日ということもあり、若い男女が水着姿でこぞって体をやいていました。クイーンズとの中間にあるルーズベルト島の灯台やクイーンズ・ボロ・ブリッジ、トライボロ・ブリッジなども見える風景のよい公園でした。

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前回来た際には建物が工事中で荘厳な外観を味わうことができなかったのがこのグランド・セントラル・ターミナルです。その大きなコンコースはクリスマス・シーズンには華やかなイルミネーションで美しく光り、普段は天井に星座が描かれているこの素敵な駅はまさにヨーロッパの「終着駅」のイメージです。現在は近郊通勤鉄道の部類に入る、MTA運営のメトロ・ノース鉄道のみがこの「終着駅」を利用していますが、雰囲気は長距離列車の発着駅で、先日見たばかりのミュンヘン中央駅にも似て何本ものプラットフォームが並び、終端となっている様子は日本ではかつての「上野駅」のような位置づけだったのかもしれません。

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4月から10月頃にかけては毎週のように土日にはどこかの通りでストリートフェアが開催されています。8日にはレキシントン街でフェアがあったのでほんの少し覗いてみました。結構掘り出し物が見つかるかもしれないな~と思いながら、やっぱり夏の露店は色々と楽しいものだなと感じました。物価の高いNYCで賢く暮らすにはこういうフェアもこまめに利用させてもらうのも吉なのかな。

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マンハッタンは南北に長い島ですが、実は島の東西の端も「その気」にならないと行きにくいと感じています。特に東側は五番街以東では地下鉄がレキシントン街線しかないため、バスやタクシーを利用して上手に歩く必要があります。この国連本部はスポットになっているので訪れる方も少なくないと思いますが、是非そのすぐ近くの高台にあるチューダー・シティから眺めることをお薦めします。このチューダー・シティでは静かな雰囲気と趣きのある建物と公園でのひと時を得ることができて、散策の途中に立ち寄るにはとても素敵な穴場的スポットだと思います。

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ニューヨークには本当に数多くの公園があり、どれも比較的よく整備されています。今週はとても気温が高くコンクリートの上にいると熱射病になりそうな位暑く感じるのですが丁度ビルとビルの間にほどよい空間があるためか心地よい風も吹いてきて安らぎの場となっています。公園によってはやや治安面で不安があるところ(特に東西の端の方やハーレム以北)も多いのですが、それでも昼間であれば人目もそれなりにあり、うっかりうたた寝などをしない限りそれほど危険ではありません。そんな公園に必ずいるのが「リス」です。大きめの公園では必ずお目にかかると言っても良いでしょう。こんな都会の真ん中で可愛い(本当は凶暴らしいと聞きますが…)動物に巡り合えるのは「癒し」ですね。

14丁目にあるユニオン・スクエアは「グリーン・マーケット」で有名です。以前まであった公園の柵が取り払われていてとても開放的。そしてセントラル・パーク以上に大勢の人たちがごろ寝を楽しんでいました。そこから10ブロックほど北に歩くあたりがいわゆる「フラット・アイアン」地区で五番街・ブロードウェイ付近には多くのお店が並ぶショッピング・エリアでもあります。そして23丁目まで来るとニューヨークのランドマークの一つ、「フラット・アイアン・ビル」がその独特な形で存在感を示しています。マジソン・スクエア・パークはそんな一角にある公園です。ここからはエンパイア・ステート・ビルもとても間近に見ることができます。

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昨年から復活したロック・フェラー・センター、GEビルの展望スペース、「トップ・オブ・ザ・ロック」。エンパイア・ステート・ビルと比べ知名度が低いためか比較的混雑が少なくエレベータの順番待ちが1時間!ということもないようです。比較すると、ダウンタウン方向の眺望はエンパイア・ステート・ビルが少し邪魔ですが、写真にあるようなライトアップした姿を近くから見ることが可能です。また、セントラル・パーク方向は遮る高層ビルが少ないためこちらの方がベスト・ビューと言えるかもしれません。また展望スペースが67F, 68F, 69Fと3階層ありますのでエンパイア・ステート・ビルよりも展望スペースの確保が容易かもしれません。飲食や喫煙はできませんので夜景待ちなどで比較的長時間待つ場合はしっかり水分などを取ってから行くと良いと思います。

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さて、9日は月曜日。前日までの、全体としてのんびりした空気が一変し街行く人の歩く速度も早くなっています。ホテルの建物に同居していてとても便利なスタバは超混雑していたのであきらめて歩き出すとほどなく美味しそうなベーグルのお店を発見し、クリーム・チーズ+エッグ+トマトのベーグルを注文。いつもながらベーグルは食べ応え十分。
 
朝食後は、ミッドタウンを西に徒歩で移動。8番街を過ぎるとガラリと空気が変わってくるのを体感できます。恐らく夜になればもっと怖さを感じるかもしれません。タイムズ・スクエアの明るいネオンとは全く異質で暗く静かな場所なんだと思いました。9番街の50丁目から西南に位置しているのが「ヘルズ・キッチン」。その名の通りあまり治安も良くない印象の悪いエリアでしたが、このところ不動産開発が進み、デベロッパーたちはこの名前を嫌って「クリントン」と名付けています。

そして46丁目は「レストラン・ロウ」。多くのレストランが重なりあうように通りに軒を並べていることからその名を与えられたと聞きます。ちょっと外れのエリアではありますが、一見の価値アリだと思います。

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